韓国発の香水『Better』は有名香水ブランドの商品をオリジナルレシピで再現かつ持続力などを補完したもの。
オリジナルメーカーとは関係なく、アメリカのフレグランスメーカーを通じて生産されたレシピだそうです。
ジョーマローン、ディプティック、バイレード、トムフォード、フレデリックマルなどなど、さまざまなブランドの香水タイプがあります。
今回はその中からランダムに6種を選び、実際に使ってみた感想をまとめました。あえてオリジナルブランドを使う前に先入観なしで口コミしています。
オリジナルブランドの香りもBetter版のあとに使い記事を書きましたので、リンクを貼ってあります。併せてご参考にしていただけたらと思います。
【ディプティック タイプ】フルール ドゥ ポー
オリジナルの『フルール ドゥ ポー』はこちら。
オリジナルはアイリスとムスクにピンクペッパーのアクセントがきいた香り。
Better版はアイリスパウダーの香りが特徴で赤ちゃんの肌のような無垢さ。
パウダリーながらスッキリ軽やかです。おしろいやベビーパウダーを連想させます。
【ル ラボ タイプ】Another13
オリジナルの『Another13』はこちら。
オリジナルは都会的でシャープな香り。
Better版は従来のAnother13から病院と鉄の匂いを除去し、澄んだジャスミンとアンブレットシード、ウッディ、ムスクの香りで製作。
個人的にキャロライナへレラの『212』がお好きな方におすすめです。都会的でクールなので性別をこえて使えます。スッキリしたムスクといった印象で、まといやすいです。
【バイレード タイプ】モハーヴェゴースト
オリジナルの『モハーヴェゴースト』はこちら。
オリジナルは軽やかなムスクとウッディーさのある香り。
Better版は木蓮の花、サンダルウッド、ムスク、アンバーが調和する香り。
木蓮の花のおかげか、ムスクの中にフルーツかと思うほど爽やかな甘さがあります。
可憐さもあり、春のような明るい1日におすすめです。
【トム フォード タイプ】ホワイト スエード
オリジナルの『ホワイト スエード』はこちら。
オリジナルはムスクの奥にスエードが現れるエレガントな香り。
Better版はほのかな革の香りとムスクの香り。スエードとサフラン、百合の調和がとれたジェンダーレスなもの。
つけたては夏の水辺、もしくは蓮の花咲く庭園にいるようなみずみずしさ。次第にパウダリーで心地よい花の香りに。
【フレデリック マル タイプ】ムスク ラバジュール
オリジナルの『ムスク ラバジュール』はこちら。
オリジナルはワイルドかつエキゾチックな香り。
Better版はつけた瞬間にシナモンとクローブのようなスパイスを感じます。
『ガラム・スーリヤ・マイルド』という、火をつけるとパチパチ音が鳴る独特の香りの煙草があるのですが、どことなくそれを連想しました。
ムスクの落ち着きとスパイシーさがほどよく、ふんわり甘い匂い。
【メゾン フランシス クルジャン タイプ】バカラ ルージュ 540
オリジナルの『バカラ ルージュ 540』はこちら。
オリジナルはどこまでも澄み切った透明な飴や蜜、または綿あめのような甘さで、背後に気品あるフローラルを感じます。
Better版は砂糖を煮詰めたカラメルのように甘い香り。
フルーツを思わせる爽やかさもあるので、たとえるなら『りんご飴』みたい。
甘いながらもくどくなく、女性におすすめの香りです。
今回は韓国香水『Better』の香りを6種ご紹介しました。
Betterは好き嫌いが分かれる要因となりうる個性の『クセ』をやわらげているような気がします。どちらがいいかは、好みが別れるところですね。
個人的にはオリジナルブランドに近い香りでこの価格だと、コスパがいいので思い切って使えます。
ハンカチにつけてバッグにしのばせる、トイレットペーパーの芯にふきかけて香りをつける、栞や手紙に香りをしのばせる、といった楽しみ方も気軽にできます。寝香水にもいいですね。
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